今回は、説明会でいただいた、次のご質問に回答したいと思います。
「面接が苦手です。面接が上手にできないと、やっぱりダメですか?」
目次
面接が苦手な場合、面接が上手にできないとダメなのか
「面接が苦手な場合、面接が上手にできないとダメなのか」という質問ですが、これについては即答で「ダメです」とお伝えしました。
面接担当者に対して5人くらいがグループで面接を受ける集団面接でも、面接担当者と1対1で行う個別面接でも、面接が苦手で下手な人より、面接が得意で上手な人のほうが有利に決まっているからです。
あなたも面接が得意になって、面接が上手になったほうが有利に戦うことができます。
面接が上手になるためにはどうしたらいいのか?
では、面接が上手になるためにはどうしたらいいのか? ということですが、面接を上手になるためには、実戦で慣れるのが一番です。
本命の企業に挑む前に、本命以外の企業で「練習」のための面接選考を受ける方法がおすすめです。
キャリアセンターや就職課の模擬面接にはどの程度の意味がある?
キャリアセンターや就職課で模擬面接をしてもらうこともできると思います。
面接指導を専門とする業者が入って、業者による面接指導を受けることができる場合もあるようです。
ただ、個人的には、実戦とは程遠いと感じています。
本番の緊張感や雰囲気、面接官からどんなボールが投げられるかまったくわからない環境というのは、再現が難しいものです。
ただし、模擬面接も、「一通りの流れを知っておく」という意味では非常に有効です。
面接には「ある程度決まった流れ」がある
面接には「ある程度決まった流れ」があります。
例えば、
- 会社訪問時、指定時刻の何分前に現地に到着しているべきなのか
- 会社訪問時に靴を脱ぐのか、脱がないのか
- 面接室の扉は開いているのか、閉まっているのか(ノックは必要なのか)
- 面接室には面接官が待機しているのか、面接官があなたの後に登場するのか(あなたが面接官を待つとしたらどの様にして待てばいいのか)
など、ある程度決まった状況が連続し、その状況ごとにとるべき行動もある程度決まっている…というのが面接時の流れです。
あなたにとっては初めてだとしても、面接担当者からすると、今まで何度繰り返したかわからないほどの分母を持っています。
そんな中、あなただけが「突飛な行動」を取ったとすると、些細なことだとしても、ものすごく目立つのです。
良い目立ち方をするのは素晴らしいことですが、悪目立ちは良いことがありません。
悪目立ちしないための基礎知識を、模擬面接を通して固めておくことは非常に有効です。
面接がんばりましょう
面接が得意とか、面接が上手とか言ってみても、本命の企業の採用担当者たちから見て「高い評価を得られる内容」でなければ意味がありません。
面接官の手法が加点式なのか、減点式なのか、足切りするための面接なのか、選んでもらうための面接なのか、で、面接官の対応もガラリと変わります。
面接が苦手で下手だけど自分は大丈夫! と思っている人は危ないですが、緊張しているなりにがんばっていたり、上手にやろうとがんばっている様子は、ものすごくたくさんの学生を見てきている面接担当者たちからすれば、見てすぐにわかることです。
面接に共通する基本的な部分で大きな失敗をしなければ、あとは丁寧にがんばれば、きっと良い評価となります。
面接がんばりましょう!