嘘を嘘と見抜けない人はインターネットを使うのは難しい

タイトルの「嘘を嘘と見抜けない人はインターネットを使うのは難しい」は、2000年当時「2ちゃんねる」の管理人だった「ひろゆき」さん(西村博之さん)の名言「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」を語源とする文章です。

もうすぐ18年前になるんですね。
今でも色あせることのない名言です。

今回は、インターネットを使った企業チェックについて考えてみたいと思います。

 

インターネット上の企業情報はどこまで信用できるのか

学生の皆さんからよく聞くお話に、

「インターネット上の企業情報は信用できない」

というものがあります。

簡単に言うと、キラキラした情報ばかりが書いてあるし、どこの企業もメリット面ばかりを強調していて、どう判断したらいいのかわからない、と言うことなんだと思います。

この点、インターネット上の企業情報はどこまで信用できるのでしょうか。

ネット情報で全てを知るのは無理

そもそも、とある企業の情報を調べるとして、インターネット情報で全てを知ること自体が無理だと思います。

ネット情報は真偽が入り混じっていますし、ポジティブな情報を企業公式サイトで確認できるその裏で、某会議室や某掲示板などでネガティブな情報に触れてしまうと何がなんだかもうわかりません。

ちなみに、ネガティブ情報には2種類あって、

  • 真にその企業で働いた経験がある人が、自分以外に被害者が出ないように願って書き残してくれた事実情報
  • 該当企業の評判を下げるために、ライバル企業の担当者がその企業で働いた経験がある人を装って、あることないこと書き残した虚偽情報

のふたつが入り混じります。

直接接触して調べるのがいい

ネット情報は参考程度にするとして、本当に気になる企業については直接接触して調べる方法が確実です。

接触の方法として有効なのが「会社説明会」です。

同じ会社説明会でも、社員の方と直接会話ができるタイプのものが一番おすすめです。

社員の方に、何を質問したらいいのか

もし、社員の方とお話できる機会があれば、ぜひ、

「あなたが一番嫌だと思っている事実はないか」

の確認をすることをおすすめします。

例えば、業種によっては「休日出勤を伴うシフト変更」というものがあります。

「休日出勤を伴うシフト変更」は、仕事とプライベートを分けたいと考えている人にとっては退職理由に発展する事実です。

または、「転勤」というものもあります。

「転勤」は、地元を離れたくない人にとっては、これも退職理由に発展します。

学生の皆さんは「軸」というものを定めて就職活動をしていると思いますが、「こうなりたい」という軸よりも、「この事実があったら退職レベル」という軸を設定するほうが良い就職先にめぐり合えます。

就職活動のその先を見据えた時に、起こるとまずい事態としては、

「4月1日以降に新入社員として入社した直後に、退職を考えるレベルの事実に直面して、途方にくれる」

ということですし、もう一つ前には、

「就職活動の時期も終盤に差し掛かる頃合なのに、いまごろになって内定辞退を考えるレベルの事実に直面して、途方にくれる」

というパターンもあります。

正の軸とともに、負の軸も確認しておくようにしてみてください。

とはいえ、全部の説明会に出席するのは無理

一番良いのは説明会などで社員の方とお話する機会を持つこと、とおすすめしましたが、気になる企業全部の説明会に出席するのは難しいと思います。

そういう場合には、ネット情報との併用がおすすめです。

その時、社員の方と話して知った「業界の裏」情報を知っていると、ネット上に書いてある情報のひとつひとつから読み取れる情報が変化します。

真実がわかるような状態です。

ネット上で仕入れた情報で頭を膨らませるのではなくて、業界の関係者や業界を知る周辺者たちと直接接触することで仕入れた業界情報で頭が膨らんでくると、ネット情報の真偽を見分けられるようになります。

まとめ:気になる業界の説明会に出席して社員の人と話して情報を仕入れ、ネット情報の真偽を見分けよう!

いかがでしょうか。

まとめると、

「気になる業界の説明会に出席して社員の人と話して情報を仕入れ、ネット情報の真偽を見分けよう!」

ということになります。

業界情報は、説明会に出席して社員の方とお話する以外にも、親、きょうだい、親戚、友だち、先輩、後輩、バイト先の社員の方、就職課の方、先生、教授、など、誰がどんな情報を持っているかわかりません

まずは質問を投げかけてみることです。

その人が知っていたら、何かを教えてくれると思います。

変り種の情報入手先としては、「面接官」というのもありますよ。

面接担当者の方が、あなたの気になる業界出身ということもあるのです。

アンテナを張って、質問を投げかけましょう

いい情報が受信できますように。

 


 

「この人事ブログはフィクションです。実在の人物名や団体名・企業名などとは関係ありません。」